カンムリウミスズメ
( ウミスズメ属の一種) 学名 : Synthliboramphus wumizusume 属 : ウミスズメ属
カンムリウミスズメ, ( ウミスズメ属の一種)
学名: Synthliboramphus wumizusume
属: ウミスズメ属
Photo By Nigel Voaden
説明
全長24 - 25センチメートル。翼長12.3センチメートル。体重164グラム。喉の黒色部は、ウミスズメと比較すると小型。 嘴はウミスズメと比較するとより長く、色彩は青灰色。 夏羽は頭頂の羽毛が3 - 5センチメートルまで伸長(冠羽)し、和名の由来になっている。
サイズ
26 cm
巣の配置
空洞
食性
魚食性
一般的な情報
行動
潜水して、主に魚類を食べる。 繁殖様式は卵生。ウミスズメ属では本種のみ暖流域で繁殖する。12月に繁殖地に飛来し、岩礁海岸の断崖や斜面などに集団で営巣する。岩の隙間や割れ目・草原にの間などに、3 - 4月上旬に1個の卵を1週間の間隔を空け2回に分けて産む。2日ごとに雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は1か月。雛は2羽がほぼ同時に孵化し、孵化してから1 - 2日で巣立つ。雛は親に呼ばれ、崖を転がり落ち海へ向かう。怪我の心配もあるが雛は体重が軽く毛が、たくさんはえておりこの毛がクッションの代わりをし、岩にぶつかっても大丈夫だという。
分布
大韓民国南部、日本 非繁殖期に十勝沖や霧多布沖・羅臼沖などで観察例があり、繁殖期になると南下すると考えられている。日本では石川県・福岡県・宮崎県・山口県・伊豆半島・伊豆諸島・駿河湾・伊勢湾・若狭湾などで繁殖例がある。日本国内では最北の繁殖地は七ツ島、最南の繁殖地は鳥島、最大の繁殖地は枇榔島。大韓民国では、全羅南道九屈諸島で繁殖例がある。