タスマニアオグロバン
( バン属の一種) 学名 : Tribonyx mortierii 属 : バン属
タスマニアオグロバン, ( バン属の一種)
学名: Tribonyx mortierii
属: バン属
Photo By Lars Petersson
説明
体長約42-45cm。体の上面はオリーブ色がかった灰茶色で、頭頂部から頸、背中、腰、上尾筒にかけてはやや赤みを帯びている。脇の部分に白い斑がありよく目立つ。尾は黒色。体の下面は青みがかった灰色である。虹彩は赤色、嘴は緑がかった黄色、脚は灰色である。
サイズ
51 cm
巣の配置
地面
食性
雑食性
一般的な情報
行動
水辺のアシ類やシダ類が茂っている湿地や河川、水路などに生息する。翼は短く、飛翔力は退化している。主に早朝や夕暮れ時に活動し、日中は茂みに隠れていることが多い。 植物の芽や葉、昆虫類、カタツムリなどの軟体動物を食べる。 1夫1妻のこともあるが、多くの場合1妻多夫の形で繁殖する。1羽の雌と複数の雄、昨年生まれた幼鳥で小さな群れを形成し、縄張りを持っている。繁殖はこの群れの中で行われる。繁殖期は主に8-12月で、降雨量が多い時は年に2回繁殖する。湖沼や湿地の水辺の茂みの中に営巣し1腹4-9個の卵を産む。抱卵や育雛は雌雄共同で行う。バン同様、幼鳥が両親の育雛を助けるヘルパーとして活動する行動が確認されている。
分布
オーストラリアタスマニア島固有種。
Photo By Lars Petersson