カラフトアオアシシギ
( クサシギ属の一種) 学名 : Tringa guttifer 属 : クサシギ属
カラフトアオアシシギ, ( クサシギ属の一種)
学名: Tringa guttifer
属: クサシギ属
Photo By Ayuwat Jearwattanakanok
説明
全長29-32cm。腹部や腰、尾羽は白い羽毛で覆われ、尾羽には黒い横縞が入る。 頭部は大型で、相対的に眼は小型。嘴は太く、やや上方へ反り上がる。嘴の色彩は黒く、基部は黄緑がかる。後肢はやや短い。後肢の色彩は黄緑色で、和名のアオアシ(緑も含めた古い意味での青)や英名(greenshank=緑の脛)の由来になっている。 幼鳥は上面が灰褐色の羽毛で覆われ、羽縁が白い。夏羽は上面が黒褐色の羽毛で覆われ、羽縁が白い。喉から胸部にかけて黒褐色の斑紋が入り、英名spotted(斑紋のある)の由来になっている。冬羽は上面が灰色の羽毛で覆われ、淡褐色の縦縞が入る。
サイズ
32 cm
巣の配置
地面
食性
水生無脊椎動物捕食性
一般的な情報
行動
塩性湿原や干潟に生息する。 食性は動物食で、魚類、甲殻類、ゴカイなどを食べる。 繁殖形態は卵生。カラマツの樹上に草や木の枝を組み合わせた巣を作り、6-8月に2-4個(主に4個)の卵を産む。
分布
インド北東部、タイ南部、バングラデシュ、マレーシア(マレー半島)、ロシア東部 夏季にサハリン(樺太)で繁殖し、和名の由来になっている。冬季になるとインドやバングラデシュ、マレー半島へ南下し越冬する。日本では主に秋季に渡りの途中でまれに旅鳥として飛来する。
Photo By Ayuwat Jearwattanakanok